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むし歯になりにくい生活習慣を身につけよう!

むし歯になりにくい生活習慣を身につけよう!

泣き叫んでいても歯磨きはしたほうがいい?

歯みがきは、歯がはえ始めてから習慣化すればよいものですが、ゴワゴワした歯ブラシをいきなり口の中にいれられれば、赤ちゃんが不快と感じて当然です。歯がはえ始める前から、口に触られることに慣れさせておく方がスムーズです。トレーニング用歯ブラシも、ゴワゴワ感に慣れさせるために、ブラシタイプを利用していくようにしましょう。
 
乳児期のケアは、プラーク除去だけが目的ではありません。親が子を愛しむ行為として始めてみましょう。

 

「いやがって泣き叫んでも、磨いた方がいいの?」といった質問も受けますが、嫌がる理由を減らしながら根気よく、ゆっくりと続けていきましょう。もし、むし歯ができたからといって「育児が失敗」「ママの責任」ということでは決してありません。
 
心が健康に育つことで、子ども自身もいつしか、歯をはじめとする「体が健康であるほうが気持ちがいい」ということを理解していきます。

 

歯の成長に応じた口内ケアをしよう

6カ月ごろ   1歳ごろ   1歳6カ月~2歳ごろ   2歳6カ月~3歳ごろ   5~6歳頃

糖分の入った飲料は与えない。離乳食後には母乳や白湯で口の中をさっぱりと。

イラスト

 

食後にトレーニング用歯ブラシを持たせ、歯みがき習慣スタート。

 

イラスト

 

仕上げ用ブラシは、ヘッドの高さが低いほうが、口の中に入れた時、子どもも受け入れやすい。奥歯の溝が深ければ奥歯用ブラシも使って。

イラスト

 

前歯と奥歯のみがき分けができるようになったり、ぶくぶくうがいができるようになる子も。

 

イラスト

 

4歳ぐらいになると、ほぼ自分で汚れを落とせるように。でも、仕上げ磨きは続けよう。 乳歯がぐらぐらしてから抜け、大人の歯がはえることを教えておこう。

イラスト

                 
乳前歯が
はえはじめる

家族が歯磨きするのを見せたり、口の周りや中をマッサージしてあげるなどして、触られることに慣れさせる。
  上下の乳前歯が
そろう。

ガーゼや綿棒で、1日1回以上は汚れを取ってあげる。やさしく、子どもが気持ちいいと感じるようにがコツ。
  乳歯の奥歯が
はえ始める。

歯磨きを習慣化。子どもが自分でみがいた後に、仕上げみがきを。ぶくぶくうがいの練習をはじめても。
  乳歯が
はえそろう。

子どもが自分でみがく時に手を添えるなどしてみがき方を教え、できたらたくさんほめてあげる。
  永久歯が
はえはじめる。

鏡を見ながら歯みがきする習慣を付けよう。視覚と触覚でちゃんと磨けているか確認できます。
                 
ミュータンス菌は歯に住み付くもの。歯がなければ定着しないよ。   間食が甘食にならないように。この時期のおやつは体を作る食事。   子ども用ブラシは、子どものやる気アップにつながればなんでもOK。   食事時間のメリハリを付けていく。よくかんで食べ、薄味で味覚を育む。   第一大臼歯(※)がかみ合うようになるまでは、仕上げみがきを続ける。

(※)6歳ごろになると生えてくる永久歯。乳歯の奥歯の後ろにあるので、生えはじめの頃は見えにくく、完全に生えるまでに1年近くかかります。

 

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イラスト/犬塚円香 取材・文/山田治奈

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