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あのママに逢いたい…… 田中美奈子さん

あのママに逢いたい……
田中美奈子さん

ドラマ・映画・CMを中心に活躍している、7歳の女の子と、6歳の男の子のママ。お子さんやママ友との日常も垣間見えるブログも大人気です。

田中美奈子さん
平成元年「涙の太陽」で歌手デビュー。TVドラマ・映画・CMを中心に活躍。夫は俳優・岡田太郎さん。2児のママ。 田中美奈子オフィシャルブログ http://ameblo.jp/minako-tanaka/

子どもとたくさん話をします。「どう思う?」って聞くとするどい答えが返ってくることも。
仕事で地方や海外ロケに行くと、子どもにこの景色を見せたい、これを食べさせたいと思います。
子どもは、私の励み、原動力。自分の命に代えても、守りたい存在。

 

結婚してすぐの妊娠 妊娠と仕事との両立も

夫と入籍してすぐに子どもを授かったことがわかったので、ラッキーでした。当時40歳で自然妊娠しにくい年齢になっていると思っていたので、不妊治療もせずに子どもを授かり、二人で大喜びしました。2
人目の出産は42歳の時。1人目を妊娠する前から子宮筋腫があり、1歳になった頃に婦人科を受診したんですが、「子宮筋腫なくなってるよ」とのこと。「変わりに赤ちゃんができてる!」と言われてびっくりしました。
 
1人目の妊娠は、昼ドラに入る直前。1作目が好評で「パート2」をやることになり、でも妊娠したので役を降ろされてもしかたがないと思っていました。仕事場のみなさんに打ち明けると、1作目からのメンバーなので、「安心しておいで。美奈ちゃんはもう家族だから、みんな待ってるよ」と言ってくれました。
 
撮影は家族団らんの食事シーンも多く、つわりで撮影できないと困る、冬場なので「つわり、インフルエンザには絶対にならない!」と体に言い聞かせました。その通りにインフルエンザにもかからず、全く
つわりにはならず、ご飯ももりもり食べられて、みんなびっくりしていました。おなかがだんだん大きくなると、ウエストがゴムのGパンを用意してもらったり、観葉植物や子役におなかの前に立ってもらって撮影するなど、撮影アングルをスタッフが工夫してくれました。

 

2人とも帝王切開での出産 1人目の時は……

1人目は妊娠中に、おなかの赤ちゃんに脳の水疱が見つかり、羊水検査をしました。検査結果が出るまでの2週間は心配でたまりませんでした。子に障がいはなかったのですが、年齢的に産道が固くなると言われたので始めから帝王切開でお願いしました。予定日近くの4月15日は夫や夫の母など親族5人くらいが誕生日だったので、
第1子の帝王切開(誕生日)もその日を選びました。
 
出産は、なんと麻酔が効いていないうちにメスを入れられてしまい、「先生痛いです!」と大騒ぎに。その後、麻酔が効いて意識が遠のき、気づいたときには赤ちゃんが生まれていました。入院中に友人の俳優さんがお見舞いに来た時「オレこの後、切腹シーンあるんですが、どんな感じでした?」って質問されたりして。「おいおい!」って感じでした。今では笑い話ですが。
 
そんなこともあり、2人目を産むのが恐怖で。でも、上の子の成長がうれしくて、すっかりそんなこと忘れていました。2人目出産のときには、先生がとても慎重で「麻酔効いてますか?大丈夫ですか?」と何度も確認されました(笑)。なので2人目の時は、産声も姿も確認することができました。

長男のケガをきっかけに家族が笑顔でいる大切さを学んだ

1人目の子は泣いているときに、たいしたこと無いかなとほったらかしておくと、延々と泣き続けるんですよ。すごい根性してると感心するくらいでした。1人目は離乳食もあまり食べてくれなくて思うように体
重が増えず、平均のぎりぎりの下のラインだったので心配でした。食事をいろいろ工夫して作ったこともありました。でも、今は私よりも食べるくらい、元気いっぱいです。
 
下の子は、3歳の冬、駐車場で転んであごから落ちて、ぶわっと血が出たことがありました。急いで抱っこしたら地べたもコートも血で真っ赤……。震える手で救急車を呼んで、酸素マスクをされて運ばれて。出血が多いからか、息子が震えてきて、私もパニックになりました。そのとき夫が、「大丈夫だ!」って、息子を励ましくれて。男の人って少々の出血とか見慣れているんでしょうか。そんな様子に「なんて頼りがいがあるのかしら」って、心強かったです。
 
ちょうどそのころ夫婦でケンカすることも多かった時期。でも夫婦でケンカしていると、こういうことが子どもに起きるんだってお互いに感じたんです。「絶対に夫婦げんかはよくないね」って。何かあってもすぐに解決して、一家で笑顔でいないといけないんだってすごくそこで勉強させてもらいました。長男のそのケガがきっかけで、後を引くような夫婦げんかは一切やめました。

家事はパパとシェアしながらママ友パパ友との交流も

夫はよく子育てをしてくれます。幼稚園のママ友がうらやましがるくらい。私が仕事で行かれないときには、お弁当を作ってママたちとバスに乗って、子どもの遠足に付き添ってくれることもあります。
 
料理も上手で、この間、食卓に北京ダックが出てきて。「北京ダックって家で作れるんだ~」って感心しました(笑)。赤ちゃんのときには、おむつ替えやミルク飲ませたりするのも、自然にやってくれていましたね。わが家は分担という考え方がないんです。手が空いた方がやる感じです。夫がご飯作ってくれてたら、私が洗濯を取り込んだり……。相手の行動を見ながらお互い動くので、ストレスがありません。
 
ママ友にもパパ友にも恵まれています。時間があれば一緒に行動していますね。「今度、バーベキュー、どこ行く?」なんていつも相談しています。こういう仕事をしているので、ママ友の中にも距離を感じてしまう人がいるようですが、そういうときには自分から話しかけたりします。壁を作っちゃうと、子ども同士も遊べなくなっちゃうし、私が壁を作らないことが大事かなと思っています。
 
1人でカフェでゆっくりしたいとか、ママ友だけで話したいとかあんまりないんですよ。子どもも一緒の方が楽しいし安心です。

Eテレ・ジャッジ バトル2勝利企画
『温水洋一の世界ことわざ劇場』
新作スペシャル

Eテレ 2015年9月22日(火)
23:25~23:55放送

撮影/福田依子 取材・文/高祖常子

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