2004/5/20
Q:子どもの英語教育、どう思う?
幼い子どもへの英語教育という話になると、「やらせるか、やらせるべきではないか」と賛否両論が極端になる気がします。でも、英語の音を聞き分ける能力を身につけさせたいと思うのは、よいことだと思います。 小さな子を週に何度かの英語のレッスンに通わせても、家ではおうちの方が日本語で話しかけていれば、日本語の発達が遅れてしまうことはないでしょう。ネイティブスクールに通わせた場合も、家では日本語で会話していれば日本語の習得が遅れることはないと思います。でも、中には日本語と英語の使い分けに混乱してしまう子もいるようですから、その場合は、子どもの様子を見て判断すべきでしょう。 ただしここで気をつけたいのが、小学校就学前に通うネイティブスクールやインターナショナルスクールと呼ばれるものは、英語で保育する幼稚園であるということ。英語の習得が目標ではないので、英語教育自体はさほど重要視されていません。インターナショナルスクールで生活するうちに、自然に英語を習得していくという考え方です。 最近では幼児英語教育がブームになっていて、英語で保育するスクールができるとなると、教育内容はほとんど確認せず、子どもの入園を希望される方が多いようです。でも、子どもは1日の何時間かをそこで過ごし、保育者からの指導を受けるわけですから、英語か日本語かという以前に、幼稚園としての園の方針や教育内容をまず見て、おうちの方は選ぶべきでしょう。 英語のレッスンやネイティブスクールに通わせなくても、自宅で英語のビデオを見せたり、英語の歌のCDを聞かせるなどして英語に親しませる方法もあります。育児サークルを作って、その中に英語を取り入れているお母さん方もいらっしゃるようです。まずは、おうちの方自身が楽しく英語を取り入れていく方法を考えてはいかがかと思います。
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