|
2004/6/24
Q:しんどくなっちゃった
まず、お母さんたちに伝えたいことは、イライラして子どもを怒ってしまうことがあっても「自分を責めないでほしい」ということ。私自身も2人の子どもを育てましたが、子育てから逃げたかったときもありました。でも、子どもの寝顔を見たり、「お母さん大好き」って言われたり。子育てって楽しいときがあったり、つらいときがあったり、両方あるからこそ、自分自身も育っていけるのではないかと思います。 お母さん方はみんな「お母さんはこうあらねば」というのが強く、まじめすぎるのではないかと思います。ステキなお母さんを続けることに疲れてしまったり、ステキなお母さんに当てはまらないようなことをしてしまうと落ちこんだり。 ありのままの自分でいいんです。時には怒鳴ったり、子どもとケンカしたり…。人間ですからいろいろな感情があって当たり前。そう思うと、先に進めるのではないでしょうか。 イライラしたり、しょんぼりと落ちこんだり……。そんな時は自分のエネルギーが減っているのだと思います。思いきって眠ったり、休んだりしてはどうでしょう。 子どもと一緒に外に出ると、自然のエネルギーが元気をくれるかもしれません。 そんな気力もなければ、「お母さん疲れているから、これやって」「お母さん疲れているから、ちょっと寝かせて」と子どもに協力してもらってもいいと思います。きょうだいがいれば、「少し休みたいから、ちょっと面倒見ててくれる?」と上の子にお願いしてもいいですね。そして元気になったら「ありがとう。おかげで元気になったわ」と感謝しましょう。 時にはお母さんの弱い部分を子どもに見せることは、「人は協力しあって生活する」ということを教えるチャンスにもなると思います。 |
||||||||||||
「こそだて」の掲示板に書き込まれた悩みに対して、いろいろな先生がアドバイスしてくださるコーナー。
質問は、掲示板に書き込まれた内容を若干編集の上、ツリーの最初の投稿のみ掲載しています。 先生からは「こんな考え方もあるのでは」という視点でアドバイスしていただいています。 (編集部に直接質問をいただいても、先生から直接ご回答をいただくことはできません。) |
![]() |
| (C)YOKO SASAKI |