2005/5/12
Q:赤ちゃんはどこから?
子どもに「赤ちゃんはどこから?」と聞かれると、親は少なからずドキッとするもの。それは、おとなが性や性交のことを説明しなくてはならないと思うからでしょう。子どもに何が知りたいのか、問いかけ直してみてはいかがでしょう。 小さな子どもの場合、「お母さんから生まれてきた」という事実を確認したいだけということも多いものです。そんな時に、「橋の下から拾ってきた」なんて答えるのはNG。おとなは冗談のつもりでも、子どもは、「自分は、お母さんの子どもではないんだ」という不安を持ってしまいます。「お腹を切って生まれてきた」という言葉もあまり使いたくない言葉です。帝王切開で生まれてきた場合もあるかと思いますが、子どもにとっては「切る=血が出る=痛い」というイメージにつながります。出生に関して、マイナスイメージを連想させる言葉は使わないこと、うそはつかないことを心がけましょう。 「どうやって赤ちゃんはお腹に入ったの?」と聞かれた場合、「お父さんから命のもとをもらって、お母さんのお腹で大きくなったのよ」という答えで、納得することも多いもの。 子どもに「赤ちゃんが出てくる場所を見せて」と言われた場合は、「女の子には赤ちゃんが生まれてくる穴があるの。そこはきれいにして、温かくしておかなくちゃいけないの。大事なところだから、人に見せるものではないのよ」と答えればいいでしょう。 具体的に聞きたがる場合は、いい絵本がたくさん出ていますからそれを利用してはいかがでしょう。子どもは絵本を見ながら、疑問に思ったことを理解していくと思います。 |
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