2006/4/13
Q:毎朝「早く!」と怒っている私 私の娘は、何をするのも遅いです。 食事、着替え、片づけなどなど……。動作そのものが遅いのではなくて、他のことに気をとられて、目の前のことがお留守になるのです。なので、毎朝私は「早く」「早く」の連発。自分でもイヤになるくらいです。 こんなんじゃいけないとは分かっているのですが、朝は特に時間がないので、ついつい……。いくら言ってもわからないと、怒ってしまいます。 毎日これの繰り返し。娘も朝から私に叱られて、かわいそう……。ものの本を読むと、「一呼吸おいて、子どもの気持ちを汲み取って、自分の気持ちを伝えて……」などと書いてありますが、つい、「こんなのキレイゴト!」と反発してしまいます。 これじゃあ、ダメですよねぇ……。反省の毎日です。 A:計画ではなく目標を立ててみる
5歳という年齢は、言われてやるのがすごくイヤな時期。逆に言えば、自分で考えてできる年齢です。おうちの方が「歯磨きしなさい」「次は着替えでしょ」などと、毎日言わずに済むように、自分でできる工夫をしてあげるといいですね。服を出しやすい引き出しに入れたり、用意する持ち物をわかりやすい場所に置いてあげたりすると、だんだんと自分で準備できるようになると思います。 時間もわかるようになってきますから、「時計の針がここになったら、お家から出られるようにすると間に合うね」などと、目安を教えておくのもいいと思います。でも、それも言ってすぐにはできないもの。毎日教えていく積み重ねも必要です。そして、あまり細かい計画は立てないのがおすすめ。計画通りにいかないと親もイライラしますから、「これとこれをして間に合えばいい」というゆるやかな目標を立ててみるとよいでしょう。 もうひとつは、あえてあれこれ言わないという方法も。もし支度が間に合わなくて幼稚園に遅刻したり忘れ物をしたりしたら、子ども自身も恥ずかしいような、「まずいな〜」という意識を、おとなが思っている以上に感じます。何もかもお母さんが段取りせずに、子どもを信頼して思い切ってまかせてみましょう。うまくいったら、子どもの自信になります。 もしうまくいかなかったら、「ほら、言った通りでしょ!」と突き放すのではなく、「明日はこうしてみたら」と次につながるように一緒に考えてあげましょう。子どもと一緒にバタバタしてしまうのではなく、おうちの方自身も、朝の子どもの準備を見守れるくらいのゆとりを持てるといいですね。 |
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