乳児嘔吐下痢症

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冬から春先にかけて嘔吐から始まり、激しい下痢が続くもの。冬季乳児下痢症、白色便下痢症と呼ばれることもありましたが、今は「乳児嘔吐下痢症」という名前で統一されています。

原因の多くはロタウイルスによるもので、便は水のようになり、薄いクリーム色やお米のとぎ汁のような白色になります。ぐったりして元気がなくなり、嘔吐は1~2日、下痢は1週間から10日くらい続きます。

脱水症状を起こしやすいため、こまめな水分補給が必要です。症状がひどいときにはミルクはやめて、お茶やイオン飲料だけにしたほうがいいでしょう。

ミルクをあげる場合には半分くらいに薄めて、様子を見ながら回数を多くして与えます。離乳食も下痢がひどければいったんストップします。

激しい下痢のために、おむつかぶれがひどくなりますから、おしりはこまめにお湯で洗ったりふいたりしてあげましょう。