口唇裂（こうしんれつ）はいわゆる「みつくち」のこと。上唇が１～２カ所鼻の穴に向かって裂けていることです。口蓋裂（こうがいれつ）は上あごが裂けていることで、歯茎だけのこともあれば、奥の方まで大きく裂けている場合もあります。避ける個所や程度はさまざまで、自然に治ることは有りませんから、小児整形外科で治療します。
500人に１人慈姑の割合でよく見られる異常で、原因は不明です。口唇裂、口蓋列の場合、発達上さまざまな問題があり、生まれてすぐの問題はおっぱいがうまく飲めないということ。また、空気が漏れてしまうため発音が不明瞭になったり、喉や鼻の炎症を起こしやすくなります。
手術は、口唇裂の場合は全身麻酔ができる３から５カ月頃。口蓋裂は、言葉が出始める１歳～１歳半頃。手術が何回か必要ですが、現在は技術が進み、傷跡が残ることはほとんどありません。
