目が真っ赤になって、喉も赤くなって痛みがあるので、お母さんでもすぐに気がつく病気です。目が赤くなるのは眼球をおおっている結膜に炎症が起こるためで、同時に39度くらいの高熱が出るのが特徴です。幼児や小学生に多い病気ですが、感染力が強いため兄弟から赤ちゃんにうつることもあります。また、赤ちゃんが感染すると、下痢や嘔吐などの症状が出る場合があります。
原因は夏風邪の一種のアデノウイルス。プールの水を介して感染することが多いため、プール熱とも呼ばれています。高熱のピークは3~4日。喉の炎症もひどく食欲が落ちますが、発病して1週間ほどで症状は治まってきます。
風邪と同様、安静が第一。ウイルスが原因なので特効薬はありません。熱が治まったら、喉ごしの良いものを食べさせてあげましょう。水分補給して脱水症状に気をつければ、怖い病気ではありません。