原因不明の川崎病

Pocket
LINEで送る

川崎病とは、急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群とも呼ばれ、主に4歳以下の子どもがかかる原因不明の病気です。

急に40度近い高熱が出て、それが5日以上、長いときには2週間以上続きます。目が充血し、全身に発疹が見られ、手足がぱんぱんにはれあがります。唇は真っ赤になり、舌もイチゴ状になります。

心臓冠動脈に動脈瘤ができて、そこに血液の固まりができやすく、まれに心筋梗塞を引き起こすこともあります。

川崎病が疑われた場合は、血栓ができるのを予防するためにアスピリンを内服します。発病から1カ月間に心臓に異常が見られなければほとんどの場合後遺症の心配はありませんが、約半年くらいまでは定期的な検査を受けた方が安心です。

もちろん軽症ですむ場合もありますが、怖い病気ですから医師の指示に従って、治療に専念することが大切です。