出産時から歯が生えていたり、生後１カ月以内に歯が生えてくる赤ちゃんがまれにいます。これは先天歯と言われ、出生時にすでに生えている歯を出産歯、生後１カ月以内に生えてきた歯を新生歯と呼びます。
赤ちゃんは舌を前後に動かしておっぱいを飲むので、下あごに先天歯があると舌が刺激されて傷がつき、潰瘍ができやすくなります。また、お母さんのおっぱいを傷つけてしまうこともあります。
先天歯が正常な歯である場合には、舌に潰瘍ができたり、おっぱいを傷つけてしまう可能性が有れば、先端部分を削るなどして、刺激を減らします。過剰歯と呼ばれる歯の場合は、歯根の発育が悪く、授乳中に抜けて飲み込んでしまうことがあるため、抜歯をすすめられることがあります。
いずれにせよ、早めに歯科医に相談すると良いでしょう。
