赤ちゃんの粉ミルクを作るとき、基本的には水道水を利用します。ミネラルウォーターも利用できます。ただし、硬水には多くのミネラルが含まれており、赤ちゃんの消化器官に過剰な負担を与える可能性がありますし、粉ミルクが十分に溶けない場合もあります。輸入のミネラルウォーターは硬水が多いので、ラベルなどで確認しましょう。
乳児の水分摂取必要量は成人に比べて多いため、短期間であっても、水分摂取不足は重大な健康障害を起こします。緊急時、水道水の摂取を控えるようにと通達があっても、別途飲用水が確保できない場合には、水分摂取を優先させるようにと、日本小児科学会などから見解が出されています。
水道水はもちろん、ボトル入りの水も無菌ではありません。粉ミルクを作る場合は、沸騰後70度以上のお湯で調乳し、適温まで冷まして飲ませましょう。