「引っ込み思案で、自分を表現できない……」とわが子に対して思っていませんか。自分を表現する方法は、言葉や態度だけではなく、文を書く、絵を描く、工作する、歌うなどいろいろな方法があります。
「自分を表現できていないのでは」と思っても、それは親や周りが気づかないだけ。子ども自身は、ちゃんと表現していることも多いものです。
親はつい、堂々と人前で自分の考えを伝えられることなどを基準に置きがちですが、「どう思う?」「どうしたい?」と問いかけたり、描いた絵に対して「これは何しているところ?」と聞くことで、自分の思いを話し始めてくれることがあります。親の語りかけがきっかけになり、子どもが自分の思いを見つめて、気持ちを伝えてくれることもあります。子どもの気持ちは子どもに聞くのが一番です。