市販のおもちゃは大人が作っていますから、遊び方のルールが決まっていますね。違う遊び方をしていると、「こうやって遊ぶのよ」と言ってしまいたくなりますが、危なくなければ、説明書に書かれている通りに遊ばなくてもかまいません。むしろ、押すと音が出るだけなど一通りの遊び方しかできないおもちゃは、子どもが飽きてしまうことも多いものです。
線路をつなげて、電車を走らせて遊ぶものと思っていても、子どもは、床の木目を線路に見立てて遊ぶこともあります。線路が短ければ、ひもをはわせると、それを線路に見立てて長い距離を走らせてみたり。
車のおもちゃを積み重ねてみたり。それもバランスを取るために、指先に神経を集中させている証拠です。親自身も「へ~、こんな風に遊べるんだ」と楽しんで見守りましょう。