子どもが泣いているときに「うるさい」「泣かない!」「泣きやみなさい」なんて言っていませんか。泣くという行為は気持ちの表現方法。感情を出すことはいけないことではありません。「ここで大声で泣かないで欲しい」と思うのは、大人の事情。大人なら、「この場所で泣くのは恥ずかしい」などと考え、悲しくても我慢するでしょう。家に帰ったり、一人になったときに押さえ込んでいた悲しい感情をはき出す方もいるかもしれません。
「泣く」の理由はいろいろあります。悲しい、悔しい、残念、思い通りにならないとき、そしてうれしい、美しいと感動したときなど、いろいろな感情があります。その気持ちに子ども自身が向き合って言葉で表現できることはとても大切なこと。ぜひ、「落ち着いたら涙の理由を教えてね」と子どもに問いかけてみましょう。