胆道閉鎖症の心配

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胆道閉鎖症は、1万人に1人の赤ちゃんがかかる病気です。新生児及び乳児の胆管(肝臓と腸を結ぶ)がふさがって、肝臓から腸に胆汁を出すことができない病気です。この病気の早期発見のため、母子手帳に便色の確認の記録(便色カード)がとじ込まれています。

症状の主な特徴は、生後14日以降も続く黄疸、淡黄色便、濃黄色尿です。死亡や肝臓移植が必要になる重篤な病気ですが、早期発見し手術することで生存率が高まります。

生後4カ月ごろまでは、便色カードでうんちの色に注意することが必要。日中の明るい部屋で、オムツについた便に便色カードを近づけて色を見比べます。母子手帳にカードの番号の注意書きがあるのでよく読み、色の番号が当てはまる場合は、1日でも早く小児科医の診察を受けることが必要。生後2週間を過ぎても、皮膚や白目が黄色い場合も速やかに医師に相談しましょう。