進級・進学時の検診で、子どもの発達の遅れを指摘されることがあります。親はわが子しか見ていませんから「そんなはずはない」と否定したくなったり、「なぜそんなことを言うのか!」と怒りを感じることもあります。これは、思っていたことと違うことを急に指摘され、不安や戸惑いを感じたことによる反応です。
不安なまま過ごすと、親の気持ちも不安定になり、子どもにも伝わってしまいます。医師や保健所などに相談するように言われたら、指示に従いましょう。場合によっては、療育に通うことになることもあります。療育は「発達支援」ともいわれ、障がいのある子どもを支援すること。地域の施設に通うことになります。子どもの特性に合わせた声がけなどもアドバイスしてくれるので、不安なことは相談してみましょう。