
夜中に泣いたり、ぐずったりするのは夜泣きですが、夜中に叫んだり暴れたりするのは夜驚症(やきょうしょう)。夜泣きとは別なもので、子どもの睡眠障害で、子ども自身は自分で認識しているわけではなく、叫んだことも覚えていません。
夜驚症は、2、3歳から小学校低学年くらいの子どもに見られ、睡眠の機能が整うにつれて自然に治ると言われており、特別な治療法はありません。原因もはっきりしておらず、睡眠時の脳のコントロール機能が未熟なために起こると考えられています。眠っているときに、突然泣き叫び興奮状態になっているため、「はあはあ」と呼吸が荒くなることもあります。発作中には声をかけても反応しませんが、数分から10分程度すると落ち着きます。毎晩続くと親も参ってしまいますから、一度小児科で相談してみましょう。



