やたらに目をパチパチさせたり、鼻をならしたり、しかめっ面をしたり、咳払いをしたり。意思とは関係なく顔の一部や体が動いてしまうのはチックでしょう。早ければ2歳くらいからはじまるもので、小学校入学前後に多く起こります。
ひどくなると、頭を振ったり、全身をピクピクさせたり、体全体を動かすようになり、奇声をあげることもあります。
感じやすく、人目を気にする子に多いようですが、親から一つ一つの行動を干渉され過ぎたり、叱られることが多いと、チックになりやすいようです。自分自身で緊張を解くことができず、無意識のうちに体の仕草で緊張を抜こうとしている行動です。
体の一部を動かす程度の軽いチックなら、親が見守って、聞き手になってあげれば次第に治ってくることがほとんどです。体を大きく動かしたり、奇声を上げる場合は、小児科医に相談しましょう。