暖め過ぎによるうつ熱

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小さな赤ちゃんだから、寒くならないように、風邪をひかせないようにと、戸を閉めきってストーブをガンガンたいたり、厚着をさせたうえに何枚も布団をかけたり、こたつにそのまま寝かせてしまったり……。または、熱があるときに、保温が大切だからと、温めすぎることによって、熱を出すことがあります。

病気の場合は、胸やお腹は熱くなっても、手足は冷たいことが多いのですが、暖めすぎの場合は手も足も体全体も熱くなります。このような状態をうつ熱と言います。熱を外に発散することができないために、体の中に熱がこもってしまっているということです。

こんな場合は、薄着にさせて手足が出るようにし、体にこもった熱が発散できるようにしてあげましょう。また、暖房を控えめにして、部屋の温度を下げれば、自然と熱は下がります。小さな赤ちゃんだから、病気だからと、暖めすぎるのは逆効果です。