新生児黄疸

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赤ちゃんが生まれた直後、白目の部分や皮膚が黄色っぽくなることがありますが、これを新生児黄疸と言います。

新生児黄疸は、赤ちゃんの肝臓の機能が未熟なために起こるもの。お母さんのお腹の中にいる胎児の時は少ない酸素を有効に活用するため、赤血球がたくさん作られていますが、誕生後は自分で呼吸し酸素を取り込めるようになるため赤血球は胎内にいた時ほど必要ありません。余分な赤血球は破壊されて胆汁になって体外に排出されるのですが、生後しばらくは肝臓の機能が未熟なため、胆汁が体内に溜まりやすく、ビリルビンの値が高くなり、肌が黄色っぽくみえるというわけです。

生後5日ごろに最も強くなり、長くても2~3週間で自然に消えます。血液型不適合等で黄疸が強くいつまでも消えない場合は、治療が必要なこともあります。