災害時などに、ほ乳びんがなかったり、あっても消毒ができない場合、使い捨ての紙コップで授乳することができます。生後すぐの赤ちゃんでもできる授乳法です。
紙コップに調乳したミルクを用意し、赤ちゃんの目が覚めている状態の時に、背中を支え斜め縦抱きになるような姿勢にします。ミルクが赤ちゃんの唇に軽く触れるくらい傾けます。コップを唇につく位置に保つと、赤ちゃんが自分でミルクを吸います。ポイントは、赤ちゃんの口にミルクを注ぐのではなく、赤ちゃん自身が自分で飲む体制にしてあげることです。
赤ちゃんは、唇に触れたものを吸う性質があり、これを利用した授乳法です。母乳育児団体連絡協議会が「災害時の乳幼児栄養に関する指針」を出しています。いざというときあわてないために、事前に確認しておきましょう。