現行の法律では、妊娠中は場合によって着用義務が免除されています。これは「健康保持上適当でない場合」はシートベルト着用を免除するということですが、「妊娠中はシートベルトをしなくていい」「シートベルトをしない方がいい」との誤解も多いようです。
万が一の事故から身を守るためにはシートベルト着用が不可欠です。警察庁では妊娠中でもシートベルトを着用するように呼びかけています。
着用の際には、腰ベルトはお腹の下部分、腰骨の低い位置につけること。肩ベルトは胸の間を通して、お腹のふくらみをさけるようにして装着しましょう。腰の低い位置に装着するための補助用具も市販されています。
長距離の移動が必要な場合などには、かかりつけの医師に相談し、休憩を入れながら無理のないスケジュールを考えることが大切です。