0歳児の指しゃぶり。かわいい光景ですが、気にするお母さんもいるようです。吸啜(きゅうてつ)反射は、赤ちゃんが生まれながらに持っている原始反射の一つ。口に触れるものを吸おうとする反射で、生きるために備わっている本能です。口角に乳首や指が触れると、そちらに向いて吸い付こうとします。自分の指をなめたり、口から離して眺めたりを繰り返しながら、自分の体の一部であることを認識していきます。指しゃぶりで、赤ちゃん自身が安心することもあります。
歩けるようになり、両手で遊ぶようになってくると、だんだん指しゃぶりも減ってきますが、2歳くらいまでは見られることもあります。親が気にして叱りつけるのは逆効果。活発に遊ぶようになったり、親とコミュニケーションできるようになると次第に減っていきます。