テレビのクイズ番組や、バラエティ番組を見ていて気になること。
最近の日本では、モノを知らない方が受けが良い。
言葉を知らない、料理方法を知らない、マナーを知らないetc.
テレビ的には、それを知っている人の凄さや素晴らしさ、
あるいは当たり前のことを追うよりも、
知らない人、知らないことで起こるハプニングなどを取り上げた方が、
視聴率を稼げるのだろう、そんな番組ばかりだ。

報道番組では、政治や教育制度を批判する一方、
同じ局の制作部で創られている番組では、 それを助長するような、
そんな矛盾を感じてしまう。

日本に於けるテレビのエンタテイメントとは？
日本の文化が廃れ、海外の優れた文化を取り込むわけでもない。
スポンサーの意向なのか、視聴率至上主義の結果か？

いつの間にか「メセナ」という言葉も聞かなくなった。
「パトロネージュ」という言葉なんか、ついぞ聞かない。
日本では、文化を育む土壌は無くなってしまったのだろうか？
少なからず世の中に影響力のあるテレビのあり方に、
最近疑問を持つのでした。