2002/3/7

おしゃぶりと誤飲

うちの息子は、生まれてから断乳した12ヶ月まで、母乳ひとすじ。ミルクを全く受け付けませんでした。その断乳も、離乳食をもりもり食べて、ちょうど普通の牛乳を飲めるようになり、自然にそちらに移行できたので「卒乳」というべきでしょうか。

手に掴んだものを口に持っていくことを始めた頃、その息子におしゃぶりをくわえさせてみました。それまでは「ぷっ」と吐き出していたのに、「大成功!」以来おしゃぶりがお友達。気を落ち着かせたい時、寝る前には自分で探すようになりました。歯並びのことなどを考慮すると早くにとった方が良いのですが、今も寝る前にはどうしても欠かせないようです。
公共の場で他の方に迷惑をかけないことを大前提に、こちらでは結構遅い年齢までくわえさせる親が多いように見受けます。歯科医には、早くとれるに越したことはないけれど、「おしゃぶりは指よりも弾力性があるので、歯並びに影響を与える可能性が少ない」と言われたのを大きな味方にしました。それに4歳まで使っていたらしい従姉妹は良い歯並びをしているし、トイレトレーニングに合わせてあまりストレスを与えるのもかわいそうだから「ま、いいか」。 なんだか親の都合ばかりですね。

さて、おしゃぶりを始めてから、はいはい・伝い歩きをするようになると、もう手にするものは何でも口に入れて確かめてみたくなりました。誤飲の防御をよくよくやったつもりでも、そんなものどこで見つけたの?というように、お構いなしに口に持って行きます。
大きな事故にならずに済んだ誤飲がこれまでに二度ありました。

息子がまだ1歳半にもならない頃、うんちの中に直径2ミリの緑のビーズがツヤ良く光っていたことと、それになんと輪ゴムがおしりからちょうど半分顔を出していていたことがありました。どちらも運良く降りてきて、良かったというものです。今となっては笑い話ですが、おむつを開けた時には身が縮まりました。

おまけの話。先の従姉妹の愛用おしゃぶりが行方不明になった翌朝、飼い犬の排泄物の上にぽっかりそれが乗っていたそうです。犬の誤飲もあるのです。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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