日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2006/10/24 ナンバーポータビリティ(携帯番号持ち運び)と
キッズ携帯
いよいよ携帯電話の番号ポータビリティ制度がスタートしました。今年3月、【こそだて】ではこの制度のスタートで、携帯電話のキャリア(会社)を変えるかを尋ねた所、まだ、様子見という感じでした。その中でも、もし変更する場合の選択のポイントは、通話(通信含む)料が重要という結果に。小さなお子さんの面倒を見ながら家事をこなし、家計を預かるお母さん達にとっては、携帯電話を持つことは家に縛られない自由度と安心を獲得すると同時に、家計支出の増加を招く要因でもありました。
そんな中、番号ポータビリティ制度スタートの前日、ソフトバンクは予想外割引という商品プランを打ち出して、携帯電話業界に衝撃を与えました。ソフトバンクの携帯同士の通話とショートメールは基本的に無料というもの。他の携帯電話会社が同じ内容のサービスで安い料金プランを出したら、24時間以内にそれよりも安いプランを必ず出す、とも。これを受けて、当然他のキャリアも何かしらの手を打ってくることは間違いないでしょう。
しかし、ここで一つ忘れてはいけないことがあります。
単独の携帯電話であればいいのですが、多くの場合は、家族で複数台契約して家族割引などの対象になっている、あるいは複数台契約を前提に割引料金を計算してキャリアを選ぶことです。特に問題は、小さなお子様に持たせているキッズ携帯が含まれている場合。キッズ携帯は、大人の携帯よりも機種が持つ機能への依存度が高いため、単純に料金だけでは決められなません。また、これからお子さんに携帯を持たせようと考えている場合も同様です。場合によっては、家族の携帯をお子さんの携帯に合わせてキャリア変更するということも選択肢となってくるでしょう。携帯のメールアドレスの変更通知のめんどくささなんて、家族の安全に比べれば軽い問題。
携帯各社の商品開発担当のみなさん、これからの番号ポータビリティのカギを握るのは、キッズ携帯かもしれませんよ。各社、より安全で信頼できるキッズ携帯の開発を進めて欲しいものです。
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