日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2007/2/20 雛祭り・ひな人形
3月3日は桃の節句、雛祭り。女の子がいる家庭では、お子様の成長を祝います。
桃の節句は、もともとは江戸時代に定められた五節句の一つ「上巳の節句」で、旧暦で3月最初の巳の日(3月3日、新暦では4月)、ちょうど桃の花が咲く時期だったので桃の節句となりました。
【こそだて】ユーザーのみなさんでも、女の子の初節句を迎えるご家庭も多いのではないでしょうか?初節句の迎え方ってどうするのでしょう?
地方によっては、(女の赤ちゃんの)お母さんの実家から男女一対の内裏雛を送り、親戚や知人が内裏雛以外の人形や箪笥・長持ちなどの調度品を送るとも言われていますが、今ではそのような親戚同士の付き合いも薄れているようです。
節句のお祝いには、雛人形・桃の花を飾り、赤飯や五目寿司に白酒、蛤のお吸い物などのご馳走が並びます。
白酒はもともと桃花酒と呼ばれ、上巳の節句に飲まれていたもの。桃の花を浸したお酒を飲んでいたのが桃花酒であり、江戸時代に白酒を供えるようになりました。
蛤のお吸い物は、蛤の貝殻がほかの貝では合わないため、貞節を表すとされ、供される物です。
さて、おひな様はどう飾るのが正式なのでしょう?内裏雛(男女一対)は向かって左に男雛、右に女雛を置くのが関東などでは一般的です。しかし、古来は逆で、京都など男雛を右に置く所もあります。
日本では古来より左が上座ですので、向かって右が上座です。従って、本来雛人形も向かって右に男雛が置かれていました。ところが、大正天皇即位の折り、西洋式にならって向かって右に皇后様の御座を置いて以来、雛人形の位置も変わったのです。
ですから、内裏雛の置き方は、男女左右どちらに置いても構いません。
初節句にお祝いをいただいたら、1週間以内を目安に、お子様の名前で内祝いのお返しをしましょう。
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