日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2007/5/7 子どもの人口5月5日の子どもの日にちなんで、総務省統計局から子どもの人口についての推計データが公表されました。 平成19年4月1日現在の子どもの数(15歳未満人口)は、前年より14万人少ない1738万人で、昭和57年から26年連続の減少となり、戦後最低を更新しました。また、全人口にしめる子どもの割合は、昭和50年から33年連続して低下しています。 男女別では、男性が891万人、女性が847万人で、男性が女性より43万人多く、女性100人に対する男性の数(人口性比)は105.1となっています。総人口では、男女比は逆転し、女性100人に対する男性の数は95.2となります。 子どもの割合は、第1次ベビーブーム期(22年〜24年)直後の昭和25年には総人口の3分の1を超えていましたが、その後昭和40年代後半の第2次ベビーブーム期(46年〜49年)を除いて低下を続け、今年(平成19年)は13.6%(前年比0.1ポイント低下)で過去最低を更新しました。 【こそだて】ユーザーの皆さんのお子さんは、0歳から未就学の乳幼児がほとんどです。0歳から5歳までの子どもの数は、0〜2歳が323万人、3〜5歳が340万人となっており、年々下がる出生率を反映して、年齢が低くなるほど少なくなっています。 総務省のホームページでは、諸外国の子どもの割合も併せて紹介してありますが、それによると、ヨーロッパ各国は割合が低く、アフリカや中南米・南アジアは比較的割合が高くなっています。別な意味での南北格差といえるかもしれません。 今でも人口が増え続けているアメリカは、サミット参加国中最大の20%を越えているのが目に付きます。 「子は国の宝」と言われたのは遠い昔のことではなく、今こそ子ども達のために安心して子育てができる国にしていきたいものですね。資料:昭和25年から平成17年までの5年ごとは国勢調査人口(年齢不詳をあん分した人口)、平成20年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口−平成18年12月推計」の推計値 [出生中位(死亡中位)]、その他は推計人口注)平成18年及び19年は4月1日現在、その他は10月1日現在 ※総務省統計局ホームページより転載 |