日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2007/7/6 浴槽用浮き輪小さなお子さんと一緒にお風呂に入るとき、浴槽で浮かばせて遊んだり、お母さんが頭を洗っている間に一人遊ばせるなど、浴槽用浮き輪を使っているご家庭はご用心。 2007年7月5日、国民生活センターが「絶対に目を離さないで!!浴槽用浮き輪で乳幼児の溺死も!」として、お風呂用浮き輪でおぼれる事故が起きていることが公表されました。 発表によりますと、小児科医から国民生活センターへ、浴槽用浮き輪による溺水事故が起きているとの連絡があり、調査・検証が行われたものです。転倒や転覆により溺れるなどの事故が複数報告・確認されています。 浴槽用浮き輪は、四角やボート型の浮き輪の中央に、パンツのように足を入れる穴があり、歩行器のように足を通して浮かぶ物です。浮かんでいるときに体を伸ばしたり、足がついて重心が高くなったりするとバランスが崩れ、転覆・転落する事があるとのことです。 ホームページの発表の中、「業界への要望」内の文章に驚かされます。 −これらの製品についてSTマークの更新を行わないとの通知が社団法人日本玩具協会から既に出されているが、現在でも市場にはSTマーク付の商品が流通されており、これらの製品に対する危険性が消費者には伝わっていない。 国民生活センターでは、これらの製品を使うべきではないとしており、どうしても使う場合には、絶対に目を離してはいけないと警告しています。 浴槽用浮き輪に限らず、海やプールで使う浮き輪でも同様です。水による事故は、命に関わる可能性があることを改めて認識し、小さな子から目を離さない、一人にしないというのは子の安全を考える親の基本ですね。 |