日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2007/7/31 チャイルドシートアセスメント2006年10月、チャイルドシートの安全基準の見直しが行われ、形式認定マークも変更されました。 そして、新しい基準に適合したチャイルドシートを含めた製品安全性能テストが実施され、結果が公表されています。新しい評価基準は、国連基準と同じとし、平成24年7月までに順次適合させて表示も変えていくという物です。これに伴い、車両にも簡単確実にチャイルドシートを取り付けられる取り付け金具の統一規格ができ、その金具に適応したチャイルドシート(ISOFIXチャイルドシート)もこれから増えてくるでしょう。 国土交通省自動車総合安全情報 チャイルドシートアセスメントからダウンロードできるpdfのパンフレットには、チャイルドシートアセスメントの詳細が解説されています。それによると、テスト対象となった機種は、新基準・米国基準・欧州基準に適合した製品のうち、平成17年4月から平成18年9月の出荷台数(輸入品含む)などを勘案して上位の物を基本に選定し、あわせてメーカー等から申し出のあったものを対象としたとあります。 ということは、直近の売れ筋商品とメーカーオススメ商品という事になるのでしょうか。 そして、全面衝突試験の評価方法を細かく読み込むと、それぞれの項目に※の注釈が書かれています。ここには、その項目のテスト結果が悪いと、子どもにどのような理由で、どこに傷害が及ぶ可能性があるかを書いてあります。例えば、乳児用の衝突時のチャイルドシートのシートバックの傾き角度が大きすぎる(傾きすぎる)と、背中以外で荷重を受け、肩などに傷害を受ける危険性がありますとあります。この※のところだけを読んでも、チャイルドシートの重要性が理解できるばかりでなく、正しい装着の必要性が理解できます。 評価は、優、良、普通、評価せずの4段階。評価せずは、評価項目に一つでも×が有った場合です。評価項目に×が有っても、対象年齢が変われば良であったりします。同じ商品でも使用対象(対象とする体重・身長など)で評価は違いますので、お子さんの年齢・体重・身長などに合った物を選ぶように、評価をチェックしてください。 独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)チャイルドシートアセスメント |