日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2007/9/6 タクシーのチャイルドシート6歳未満の乳幼児を車に乗せるときには、幼児用補助装置(チャイルドシート)を使用しなくてはなりません。 自分の車で、家族で出かけるときには全員シートベルトをして、乳幼児はチャイルドシートで、ということは自分の意志で可能です。しかし、車を持っていない方や、お出かけ先でタクシーに乗る場合はどうなのでしょう?車を持たない方だと、産院からの退院時でも、タクシーで帰ることになります。それでは、タクシーに乗る際にはチャイルドシートを着装しなければならないのでしょうか? バスやタクシーなどの公共交通機関は着装義務を免除されています。しかし、だからといってタクシーが一般の車よりも安全というわけではありません。事故に遭った場合の危険度は普通の車と何ら変わりません。チャイルドシートを装着した場合とそうでない場合とでは、死亡率は4倍も違うというデータを基に義務化されたのですから、チャイルドシート無しで事故に遭った時のことを考えると、とても不安になります。 チャイルドシートを持ち歩くことは現実的ではありません。 最近は、少子高齢化に対応して、車椅子やチャイルドシートを用意しているタクシー会社や個人タクシーも少ないながらもあります。流しのタクシーでは無理ですが、予約すればチャイルドシートを着けたタクシーを配車してくれます。 検索サイトで、「チャイルドシート タクシー」などで検索すると出てくる場合もありますが、先ずは近くのタクシー会社に電話して尋ねてみましょう。そのような問い合わせが増えることで、タクシー会社・業界の認識も変わってくるのではないでしょうか。 早くタクシーへのチャイルドシート搭載が一般的になると良いですね。 |