
日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2007/10/16 マタニティマーク
駅の掲示板などで、ピンクのハートマークにお母さんと赤ちゃんのイラストが入ったポスターなどを見かけませんか?
この「マタニティマーク」は、厚生労働省がすすめる「健やか親子21」推進検討会が2006年に制定しました。妊産婦に対して理解のある地域環境や職場環境の実現、受動喫煙の防止、各種交通機関における優先的な席の確保等について、このマークを通して呼びかけていこうというものです。
厚生労働省のホームページには、マタニティマークについて次のように記されています。
●マタニティマークとは?
・妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。
・さらに、交通機関、職場、飲食店、その他の公共機関等が、その取組や呼びかけ文を付してポスターなどとして掲示し、妊産婦にやさしい環境づくりを推進するもの。
「妊産婦が交通機関を利用する際に身につける」物がないので、2006年8月より、JR東日本や関東の私鉄・地下鉄を皮切りに、マーク入りのキーホルダーの無料配布もされています。妊娠初期には外見からは妊娠していることが分かりづらく、優先席の利用について周囲からの理解を進めようと言う狙いもあります。
2006年の告知ポスターでは、「数に限りがありますのであらかじめご了承願います」とありますが、2007年10月15日現在、東京メトロでは、駅事務室で継続して配布中ということです(東京メトロ広報部)。地域や会社によって取り組みや事情は異なりますので、お住まいの地域のJR、各私鉄にお問い合わせ下さい。
また、マタニティマークは、営利目的でなければ厚生労働省ホームページからダウンロードし、個人、自治体、民間団体等で自由に利用できます。その際は、妊産婦さんにやさしい環境づくりに向けて、呼びかけ文を付けるなどして使用することができます。
(例)
○交通機関等での取組
「座席は譲りあっておかけ下さい」
○受動喫煙の防止対策
「禁煙にご協力下さい」
「禁煙席があります」
○エレベーター等の乗降、段差のある場所での配慮等
「妊婦さんやお子さんを連れている方に配慮を」
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/03/h0301-1.html
交通機関だけでなく、マタニティマークを表示したレストランやカフェができると良いですね。
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