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2008/2/8

コーヒーで流産？

１月下旬、アメリカ最大の健康医療団体「カイザー・パーマネント」の研究チームが発表した研究論文が話題になっています。報道では、研究チームは1996年から1998年にわたって、カリフォルニア州の妊婦1063人を対象に飲み物の種類などを詳細に調査。その結果、１日にカフェイン200ｍｇ（コーヒー２杯程度に相当）を摂取した妊婦は、カフェインを全くとらない妊婦に比べると、流産を起こすリスクが２倍に達するというのです。
胎盤を通じて胎児に入り込むカフェインの代謝は困難であり、胎児の成長が阻害される可能性があるためということらしいです。

カフェインは、コーヒーだけに含まれているわけではありません。緑茶や紅茶にも含まれています。他にもカフェインを含む食品は多くありますので、あまり過敏に反応すると、妊婦さんは何も口にできなくなります。

この報道後２週間経っても、厚生労働省や日本産科婦人科学会では、ホームページを見る限りでは特にコメントも出していないようです。今後、学会などで議論されるのでしょうが、2005年には妊婦に対してマグロの摂取量についての注意を出した厚生労働省ですから、今回のカフェイン摂取量と流産の可能性について注意が必要と言う事になれば、何かしらの発表がされるでしょう。

気になるようでしたら控えるようにし、妊婦健診の際に、担当の先生に尋ねてみましょう。

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