
日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2008/6/13 認定こども園
保育所は厚生労働省の管轄で、0歳から6歳の就学前の子を預かり保育する施設。幼稚園は、3歳から6歳の就学前の子を対象にする幼児教育施設で、文部科学省が管轄しています。
しかし、幼稚園であっても保育所の機能を求める親のニーズがあり、一方で保育所にも幼児教育を求めるニーズがあります。また、保育所に入所するためには親の就業などに条件がありますが、その条件を満たさないために入所できない場合もあります。平成18年に「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律」が定められ、そのようなニーズに応え、相互の機能を持つ施設で一定の認定基準を満たすと「認定子ども園」として認定されるようになりました。
認定子ども園として認定されるには、幼稚園はもともとの幼稚園の認可基準を満たした上で、0歳〜2歳児のための保育士を配置します。一方、保育所は保育所としての認可基準を満たした上で3歳からの幼児教育のために、幼稚園教諭免許を持った職員と、学級担任を配置します。いずれも、教育・保育を一体化した計画の元に運用するとされています。
平成20年4月時点では、全国で229の施設が認定子ども園として認定されています。
認定こども園は、保育園であっても利用料の支払い方法が変わることがありますので、各自治体の窓口でご確認下さい。
http://www.youho.go.jp/
<追記>
平成21年4月1日現在の「認定こども園」の認定件数は、全国で358件です。
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