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2009/4/16 子どもの誤飲・異物侵入
たばこや碁石、硬貨を飲み込んだり、鼻の穴に異物を入れてしまったりと、小さな子は家庭内であっても目を離すと、思わぬところで思わぬ事故を起こすことがあります。国民生活センターが2003年4月から2008年12月までの10歳未満の子どもの、「異物侵入」による事故情報をまとめました。
「異物の侵入」に注意!−子どもの口、鼻、耳、眼に−
この期間に報告された事故は約3000件で、そのうちの約6割は、誤飲など、口から侵入した異物によるものでした。口に続いて多い異物侵入経路は鼻で、以下、耳、目と続きます。様々な事例が報告されていますが、親の注意で防げる事故が大半です。
事故の原因となった商品は、タバコ、植物活力剤、碁石などの教養娯楽品が約3割、次いで、ビーズやビー玉、パチンコ玉、おしゃぶりなどの玩具・遊具で、15.5%。3位は医薬品(7.8%)、4位 文具・事務用品(5.2%)と続きます。
年齢別では、1歳児が最も多く、次いで0歳児、3歳児と続き、0〜3歳児で全体の8割を占めます。
報告書には、以下のように注意を呼びかけています。
事例から見た消費者へのアドバイス
子どもは思いがけない行動を取るため、以下の点について留意して欲しい。
小物類を子どもの手が届くところや落下するおそれがあるところに置かない。また、扱いに注意を要する道具などは、子どもが気軽に使えないようにする。
子どもが何かを飲み込んだり、詰め込んだりしたときは、その物により対処が異なるので、子どもの周囲に何がどの位あるか常に気にかけておく。
平成21年3月5日 独立行政法人国民生活センター
「異物の侵入」に注意!−子どもの口、鼻、耳、眼に− より
お子さんの周りの物は、日頃からチェックしておきましょう。
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