日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。
2009/8/27 妊婦・授乳と新型インフルエンザ
8月19日、舛添厚生労働大臣は「新型インフルエンザ(A/H1N1)の流行入りを迎えるに当たって」とメッセージを発表しました。アメリカの報道などでも指摘されていた妊婦・乳幼児の罹患リスクについて、そのメッセージ中にも、「妊婦・乳幼児が重症化するリスクが高い」と改めて言及しました。
社団法人 日本産科婦人科学会の「妊娠している婦人もしくは授乳中の婦人に対しての新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A (一般の方対象)」も8月25日に改訂されています。妊娠中、乳幼児をお持ちの方は一読をオススメします。
ポイントは
・妊娠中の方が感染すると、肺炎などを合併しやすく、重症化しやすい
・感染したかなと思ったら、産婦人科医を直接受診することは極力避け、地域の一般病院にあらかじめ電話をしてできるだけ早期に受診すること−他の妊婦・乳幼児への感染を避ける
・感染が確認されたら、早期に抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)を服用
・感染している母親が授乳することも可能。母乳を介した新型インフルエンザ感染の報告例はなく、母乳は安全と考えられる。ただし、濃厚接触での感染を防ぐために感染予防に細かなケアが必要(詳細はQ&A参照)
などです。
わが子を護るためにも、
うつらない・うつさない・ひろげない
を心がけて、感染予防に努めましょう。
<追記> 2009年9月11日
新型インフルエンザでも産婦人科で対応
9月7日付で、上記「新型インフルエンザ(H1N1)感染に対する対応Q&A (一般の
方対象)」に、修正が加えられました。
修正が加えられたのは、
・もし一般病院で受信が困難な場合には、かかりつけ産婦人科医が対応。
この場合も事前に病院に電話で連絡をして受信すること。
・新型インフルエンザが疑われても、症状が重症化していなければ、産科的問題(
切迫流・早産様症状、破水、陣痛発来、分娩など)に関しては、かかりつけ産婦人
科施設が対応。
などです。
他の気になる話題もチェック |