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2009/12/26 2010年度予算案−子ども手当スタート
2010年度の予算案が閣議で決定されました。国会で承認されれば、子ども手当の支給が6月から始まるなど、子育て家族にとっても大きな変化がありそうです。子育て家族に関連する予算案の主なポイントを整理してみました。
1,子ども手当
中学生以下の全ての子ども一人につき、2010年度中は毎月13,000円が支給されます。児童手当と同様、6月、10月、2月に4か月分が支給されます。最初の支給は6月ですので、一人につき2か月分の26,000円が受け取れる予定です。
2,児童手当
小学生以下の子どもに毎月5,000円(3歳未満は1万円)が支給されている児童手当(支給対象には所得制限有り)は廃止されます。しかし、2月・3月分の児童手当は支給されますので、6月に子ども手当と一緒に支給されることになりそうです。
3,高校授業料無償化
公立高校の授業料の徴収が無くなります。同時に私立高校にも公立高校授業料相当額が修学支援金として支給されます。私立高校の生徒の場合は、支給された修学支援金を授業料から差し引いた額を高校へ納めることになります。また、扶養者の収入に応じて支給額の割り増しも有りますので、生徒によって授業料に差も出ます。
公立高校は何も手続きの必要はありませんが、私立高校の場合は申請書の提出が必要となりそうです。
4,扶養控除の廃止
15歳以下の扶養控除の廃止、16歳〜18歳の特別扶養控除の縮減など、扶養控除制度の見直しで扶養家族の控除額が変わります。
子ども手当については、定額給付金の時と同様に、受給方法についての問題も指摘されています(親子別居や保護児などへの支給・受け取りなど)。支給開始までに整理されると良いですね。そして、この予算案は大幅な国債の発行増を前提としていることを見逃してはなりません。
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