日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2013/4/22 チャイルドシート衝突実験科学技術週間につくば研究学園都市で開催される一般公開に合わせて、一般財団法人日本自動車研究所(JARI)の施設も4月20日(土)に公開されました。その日、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)による「体格に合わせたチャイルドシートの使用効果と必要性ならびに適切な着用によるシートベルトの効果を検証する衝突テスト」が行われ公開されました。
ワイヤーでクルマを引っ張り、加速して目標とする速度に達したら切り離し、惰性で壁に衝突させます。今回はミニバンを55kmで壁に正面衝突(フルラップ衝突)させました。
提供 JAF・JARI 提供 JAF・JARI 実験結果について、名古屋大学大学院工学研究科 水野教授より解説 今回の衝突では、シートベルトにかかる力はおよそ500kg。これだけの力に耐えるためには、骨盤と胸郭で正しく受け止めなければなりません。腰のシートベルトは骨盤を支えるためにはズボンのベルトよりも低い位置で、ショルダーベルトは鎖骨から胸骨にかけて掛けることが重要です。しかし、クルマのシートベルトは大人用で、子どもがそのまま掛けると正しい位置にかからず、骨盤が動きショルダーベルトは首に掛かってしまいます。そのため、子どものためにはチャイルドシート・ジュニアシートを使用して、シートベルトが正しい位置にかかるようにしなければなりません。 実験に先立ち、チャイルドシートの使用率調査結果の報告がありました。 子どもの安全をのために、チャイルドシート・ジュニアシートを正しく使用しましょう。 |