日々のニュースや話題の中で、子育てに関連するキーワードや子育て中の家族に関心が高そうなワード、知っていただきたい事柄などを編集部がピックアップ。できるだけ分かり易く、簡単な解説と共にご紹介いたします。 2017/05/30 プール熱(咽頭結膜熱)の流行プール熱は、正式名称を「咽頭結膜熱」と言います。7月〜8月に流行る夏の感染症の一つで、プールの塩素消毒がきちんと行き届かなかった頃、プールの水や使い回しのタオルを感染源として流行したことからプール熱と言われるようになりました。そのプール熱が、5月としては過去10年で最高の患者数となり、国立感染症研究所で注意を呼びかけています。 プール熱の原因は「アデノウィルス」によるもの。感染すると39℃前後の高熱や名前の通り喉の腫れ、痛みを伴うほか、結膜炎の症状も現れます。 乳幼児や学童など小さな子どもがかかりやすく、特効薬もないのでまず感染しない事が大切です。プール熱と言われていますが、プールに行かなければ感染しないというものではありません。咳やくしゃみによる飛沫やタオルや手指などを介した接触によるウィルス感染ですので、インフルエンザなどと同様に、うがい、手洗いが基本です。 |