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体も心も元気になる!生活の中にリズムを取り入れよう!

カムジー先生伝授

体も心も元気になる!生活の中にリズムを取り入れよう!

 

「ねばならない」ではなく 「すると楽しい」発想に

日常生活に、どんなふうにリズムを取り入れたらいいのでしょう。「洋服着替えるのをぐずったら、服のすそを交互に〝ダッ、ダッ〞て歌いながらずりあげていって、〝あれ、顔が見えないぞ?ジャーン!〞なんてやると、それだけで楽しそうでしょ? 朝起きるのだって、朝ごはんだって、歯みがきだって、〝しなきゃダメ〞っていう考え方は、やめようよ」とカムジー先生。
 
「早起きすると、いいことあるよ」「朝ごはん、みんなで食べると、楽しいね」「虫歯になったら大変!だから、虫歯退治しちゃおう」と、リズムにのせて伝えます。

 

「子どもは小学生くらいまでは、マネの名人だからね。親がステキな笑顔で接していると、子どもにも笑顔が増えてくる。親が楽しく生活していたら、子どもも親をマネして生活のリズムを自然と身につけていくよ」

 

生活にリズムを取り入れると、家の中が明るくなりそうです。

♪歯みがきの歌

歯みがきだって、リズムにのせると、なんだか楽しくなってくるよ!  ※子ども目線から見たときの振りつけなので、左右逆になっています。

 

前に出る迷いや決断を待ってあげよう

子どもたちが集団の中で遊ぶことも大切。カムジー先生は、音笛を吹いて「見に来てごらん」と言ったり、「フライパンたたいてみる?」と、子どもたちに呼びかけます。われ先にと前に出てくる子や、ちょっとこわごわ前に出てくる子……。もちろん、気になりながらも、お母さんから離れられない子もいます。

 

「これは、集団の中で人前に出ることの練習でもあるんです。前に出るかどうかは、無理させずに、子どもに決めさせること。〝やってみたい〞と前に出てきたら、前に出てこられたことを〝すごいね!〞ってうんとほめます。心を開いてくれたってことですから」

子どもが自分の目で見て、悩んで、迷って、判断し、決断するという過程が、このほんのちょっとした遊びの中に含まれています。

前に出るというのはハードルが高いもの。「たたいてみる?」と投げかけることで、一歩前に踏み出すきっかけになります。
 
子ども自身に考える楽しさと、夢中になることを感じて欲しい。そのためには、待つことが大切です。「お母さんやお父さんが元気がなかったら、子どもも元気がなくなっちゃうよね。生活の中の子どもとのやりとりでも、リズムを取り入れるだけで、笑顔が増えます。元気になります」
 
声を出す→心が軽くなる→楽しいことをしたくなる……。親自身から始めてみませんか。

撮影/福田依子

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