似合う色を知って、もっとキレイに!もっとオシャレに!
自分にはどんな色がよく似合うか、知っていますか?
おしゃれを楽しむとき、洋服や小物の色選びは大事な要素ですが、似合う色を身につけることで、顔色も表情もいちだんとキレイに見えます。
自分に似合う色の見つけ方、親子で楽しむカラーコーディネイトのポイントなどを、カラープロデューサーの今井志保子さんに教えていただきました。
今井志保子さん
カラープロデューサー、imaismファッション・カラーカウンセリング主宰。「色」で外見も内面も美しくなれる独自のパーソナルカラー理論 “imaism”を開発。執筆や講演、個人カラーカウンセリングなど多方面で活躍。著書は『色で美人に生まれ変わる!7daysレッスン』(ソフトバンククリエイティブ)ほか。http://www.imaism.com/
明るい色の洋服を着ているのに、表情が青白く見えてさえない……。鏡に映った自分に、そんな印象を持ったことはありませんか? 実は「人と色」にも相性があり、似合う色とそうでない色があるのです。
自分と相性のよい色を身につけると、肌の血色がよく見え、表情もイキイキと輝いて、オシャレ度はぐんとアップします。逆に相性の悪い色を身につけた場合、実年齢より老けて見られたり、センスのいい服なのにしっくりこない……というマイナスの印象になり、損をしてしまいます。
まずは自分のカラータイプをチェックしてみましょう。肌、髪、瞳、唇など、持って生まれた外観の持つ「色み」の違いによって、大まかに2つのカラータイプに分けることができます。「色み」とは、基本色の中に感じられる「○○っぽい」と表現される色のこと。真珠を例にとると、同じ白でも、黄色っぽい真珠、青っぽい真珠というように、微妙なニュアンスを感じると思います。色みが、自分の肌の色みと同じ系統であれば、それは似合う色ということになるのです。
明るめのブラウンにカラーリングしたボブヘアがよくお似合いの読者ママ。グレイや黒がお好きとのことですが、果たして似合う色は…?
ドレープ布をあてながら、今井さんがチェック。
色違いのドレープ布を、ノーメイクの顔の肌に近づけて比較。読者ママは、肌、髪、瞳の色に、“黄~オレンジ”の色みを含んでいるので<ゴールドタイプ>です。“黄~オレンジ”の色みを含むキャメル、コーラルピンクの方が、血色がよく、表情も明るく見えます。一方、“青~紫”の色みを含むグレイ、ローズピンクの方は、肌が青白く、どことなく寂しげに見えます。(※カラータイプチェックの方法は次頁コラムを参照)
「似合うカラーでメイクを仕上げた読者ママ、一段と表情に輝きが増しました。二人ともゴールドタイプなので、それぞれが似合う色を着ていてなお全体的に調和して、コーディネイトはしやすいはず。ボトムをブラウンに統一して、お子さんはオレンジ系でイキイキと元気な印象を演出。ママはオリーブグリーンがとてもよく似合います。ぜひチャレンジしてみては…!」
「ママのお洋服の柄と、お子さんのお洋服のポケットが同じ柄という、小わざの効いたコーディネイト。こんなワンポイントでも、センスのよさと仲よし親子のイメージが十分アピールできますよ」と今井さん。「これまで着たことのない色が似合うとわかって新鮮でした。オシャレの幅が広がりそうです」と読者ママ。
読者ママ&お子さん(2歳4カ月)
撮影/福田依子 取材・文/中野洋子 読者モデル募集中