月&星にはワクワクがいっぱい!親子の会話もはずむ!
一番星は、季節によって変わります。秋の初め頃の宵の口(または夜の早い時間)なら東の空に。寒くなってきたら南から西の空を探してみてください。ひときわ輝く星が見えるでしょう。
保育園帰りや夕方のお散歩帰り、日が暮れだしたら「一番星みつけてみよう!」と子どもに探させてあげましょう。見つけられたら、「あのお星さまはね、シマシマ模様なんだよ」と、インターネットや図鑑を使って、帰宅後に写真などを見せてあげてもいいですね。
トイレットペーパーやサランラップの芯を使って、手作り双眼鏡を作ってみよう。レンズを使わない、折り紙やシールを貼るだけの簡単な双眼鏡ですが、片眼をつぶれない小さな子どもにピッタリです。余計な光を遮断して視点を集中できるので、たったこれだけでも、星が見えやすくなるんですよ。
★作り方
1.トイレットペーパーやサランラップの芯の長さにあわせて、折り紙や包装紙を切る。
2.のりやセロハンテープで、くるりと芯に貼り付ける。
3.無地の折り紙や包装紙の場合には、シールなどで飾り付けを。
都会の街灯が明るい所では難しいかも知れませんが、マンションの屋上や、電気の明かりが少ない所では、月の光で影踏みができます。
満月の夜になど、試してみましょう。月夜で難しければ、夕方の太陽の光で。太陽も星のひとつですから、長く伸びる影を、楽しんで。
国立天文台内にある、絵本を通じて宇宙、自然、科学への好奇心を育める三鷹市立の施設。国立天文台の「旧1号官舎」(大正4年、東京帝国大学営繕課設計)を復元したその空間には、ゆったりとした時間が流れ、世代を超えた人や自然と触れあうことができます。星(星・地球)、森(森・動植物)、ひと(人・暮らし・言葉)の分類を軸に物語や科学絵本約2000冊がわかりやすく配列されていて、自由に読むことができる(貸し出し不可)ほか、企画展やワークショップが開催されています。
東京都三鷹市大沢2-21-3
国立天文台内
TEL.0422-39-3401
https://www.city.mitaka.lg.jp/ehon/
取材・文/山田治奈 ※監修者のプロフィールなどは「育児情報誌miku」22号取材時のものです。