もくじに戻る

カテゴリー別もくじ

miku's select

バックナンバー

誤飲や冬の室内事故から子どもを守ろう!

危険から守るために、どんな注意が必要?もしものばあいはの対処法は?

誤飲や冬の室内事故から子どもを守ろう

喉にものが詰まったら、即座に吐き出させよう!

 

口に入れたものが喉に詰まると、窒息する危険があります。以下の方法で異物が取れるまで行いましょう。

 

背部叩打法
(背中を強く叩く)

頭を下げてうつぶせ状態にした赤ちゃんを、下あごを支えて片腕に載せ、背中の肩甲骨の間を掌で強く叩く。

ハイムリック法
(上腹部を圧迫する)

背後から抱きかかえ、両手を胃のあたりで組み、胸の方に数回、突き上げる。

 

 

<もしも誤飲した時の緊急問い合わせ・相談先>

タバコ、掃除用洗剤、農薬など、毒性のものを誤飲した場合…

日本中毒センターで相談に応じている。
■つくば中毒110番(365日 9時~21時対応) 
TEL.029-852-9999
■タバコ専用電話(365日 24時間対応)  
TEL.072-726-9922

 

その他の異物を飲んでしまった場合…
■小児救急電話相談[#8000]
プッシュ回線の場合、全国同一の短縮番号[#8000]でかかり、もよりの都道府県の相談窓口(地域により対応時間は異なる)に自動転送され、小児科医師や看護師から子どもの症状に応じて、対処法のアドバイスや受診する病院等を紹介してもらえる。

<子どもの事故をチェック>

■『子どもを事故から守る!プロジェクト』 

携帯 http://www.caa.go.jp/m/
子どもの事故予防のポイントなどを紹介。登録すると「子ども安全メール」が届きます。

 

■『子どもの事故防止支援サイト』 
安全チェックテストがあります。
http://www.niph.go.jp/soshiki/shogai/jikoboshi/general/

暖房や蒸気に触れない対策を
自分が飲む熱い飲み物に要注意

暖房器具を使うこの時期は、やけどの心配もあります。ストーブやヒーターは柵などで囲い、蒸気の上がる加湿器は高い位置に置くようにして、子どもが手を触れない対策をしましょう。同じく蒸気が出る炊飯器や電気ポットも、高い位置での使用が無難。ホットカーペットや電気毛布は、長時間の使用で低温やけどになる可能性もあります。自分で移動できない赤ちゃんを、寝かせたままにするのはやめましょう。
 
日頃、自分が口に運ぶ熱い飲み物やラーメンなども要注意。子どもがふいに動いてこぼさないとも限りませんから、抱っこしながら飲んだり食べたりも危険です。子どもがテーブルクロスを引っぱって、机上の熱いものがこぼれる危険もあります。乳幼児期はテーブルクロスの使用は控えた方がいいでしょう。

万一やけどをした場合、汁などがついていたら患部を水で流し、ワセリンを塗ってラップをかぶせ、空気にふれないようにする処置を。痛みも少なく治りも早いでしょう。
 
原因となるものを排除し、安全対策することが最優先ですが、もし事故が起こってしまっても、慌てず正しい対応をすれば、不幸な結果には至りません。予備知識を持ち、対処法や相談先は、見える場所に貼り出しておきましょう。

イラスト/坂本亜紀子 取材・文/中野洋子

もくじに戻る

カテゴリー別もくじ

miku's select

バックナンバー