年齢に応じて柔軟にスタイルを変えて…
「おもちゃを片づけてくれない~」となげくママも少なくありません。子どもに片づけさせるには、どう工夫したらいいのでしょう。
住生活デザイナーのすはらひろこさんに教えていただきました。
すはら ひろこさん
整理収納アドバイザー。一級建築士・インテリアコーディネーター。わかりやすい収納術が好評で、テレビ・ラジオ出演ほか雑誌掲載多数。片付け・収納のオンラインセミナーを開催中。著書に「無印良品で片づく部屋のつくり方」(エクスナレッジ)など多数。
https://ouchisuteki.com
遊んだ後のおもちゃは、子どもに片づけさせたいものですね。片づけることが習慣になるように仕向けていくには、年齢に応じた収納スタイルで、簡単に出し入れできることがポイントです。
子どもは成長するに従って、遊ぶおもちゃが変わってくるもの。収納には、おもちゃの大きさや形態に合わせて柔軟にアレンジしやすい、シンプルなカラーボックスを利用するのがおすすめです。
1~2歳頃はお片づけを、遊びの延長で教えてあげましょう。一目で中身がわかる“上から収納スタイル”が、出し入れしやすいはず。
「赤い箱にないないしよう」と声をかけながら、一緒にお片づけを。
年齢が上がって、おもちゃの分類やスムーズな出し入れができるようになったら、ボックスの向きを変えて、“横入れスタイル”に。棚のインナーに隙間がとれるボックスやバケツなどの入れ物を使うといいでしょう。
何をどう収納するか、子どもの姿勢、子どもの目線になって、片づけやすい方法を考えましょう。子どもが大きくなってきたら、収納法を一緒に相談するのもいいですね。
イラスト/サカモトアキコ 取材・文/中野洋子