1日5分で、骨盤を締める! 腰痛予防にも!
出産でゆるんだ骨盤をそのままにしておくと、体がゆがみやすくなったり、余計な贅肉がつきやすくなります。産後の体調と体型を整える産後ヨーガで、スタイルアップを目指しましょう!
友永淳子先生
友永ヨーガ学院院長。東京女子体育大学、明治大学卒。渡印・渡米によりヨーガ指導法を学ぶ。1978年友永ヨーガ学院を設立。3児を出産した自身の経験に基づき、ヨーガによる安産法も指導している。『母と子のヨーガ』(総合科学出版)他著書、監修DVD多数。
女性の体には、バイオリズムがあります。骨盤も、ただ締めるのではなく、そのバイオリズムにあわせて開閉する力が大切。例えば月経にあわせて骨盤が開いて、しっかり体内から老廃物を排出する。終われば骨盤を締めて体を整えるといった具合です。日頃からヨーガで骨盤周りを柔軟にし、必要な筋肉をつけておくと、その力が付いてきます。
今回紹介するポーズは、骨盤周り、下腹部の引き締め効果に期待できるので、毎日続けることで、スタイルアップしながら開閉力も身に付いていきます。
ヨーガをするときは、準備運動をきちんと行いましょう。いきなり腰回りのヨーガをするのではなく、足首やひざをほぐして体をあたためてから骨盤周りのヨーガをすることで、はじめて効果が期待できます。また、足首やひざを柔軟にしておくと、育児や家事をしているときも体に負担がかからない動作をとることができるので、腰痛予防にもなります。
足裏を両手でもって、体に引き寄せ、矢印のように円を描くようなイメージで
息を吐きながら脚を伸ばす。左右5回ずつ。足首をほぐした後にやるといい。
ひざを曲げて寝ころび、かかとは腰幅に開いてできる限りおしりに近づける。ワキはりんご1個分ぐらい開ける。
息を吸いながら、おへそを持ち上げる。しっかりと持ち上がったら、吐く息で膝を閉じる。一番閉じきったところで5 秒キープ。膝をゆるめて、吐いて腰を下ろす。3セット。
正座をして、片足を反対の脚のつけ根にかける。そのまま両手を前の方に出して体を支えながら | ひざで立ち、胸を正面に開くようにして両手で合掌をする。おへその下でバランスをとるように意識する。左右両方の脚を5~7秒。 |
渡辺佳世さん&かひりちゃん(8カ月) 育児に専念して、体を動かすことがあまりなかったのですが、ヨーガで体を伸ばしスッキリしました。今回のヨーガは、腰痛対策にもなりそうですね。 |
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※産後ヨーガは、産後の体に無理な負担がかからないように、産後1カ月検診や3カ月検診などでかかりつけの産婦人科医を受診し、相談してからはじめましょう。 |
撮影/福田依子 取材・文/山田治奈