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家庭菜園・手始めのカップ野菜

室内で育てるから、お気楽&お手軽

家庭菜園・手始めのカップ野菜

リーフ野菜やハーブを育てる『カップアグリ』をご存知ですか?
手軽に緑を楽しめ、収穫して食べることまでできるので、子どもの食育にもおすすめです。野菜ライフスタイリストの伊嶋まどかさんに、栽培のポイントを教えていただきました。

伊嶋まどかさん
紙コップやリサイクル容器で育てる『カップアグリ』を提唱。ベランダや室内で気軽にできる野菜づくりの楽しさを、さまざまなメディアで紹介している。著書は『今日からはじめよう!おうちでカップ野菜』(学研パブリッシング刊)。 http://ameblo.jp/cupyasai/

リーフ野菜を育てよう!

[用意するもの]
培養士(ふるいにかけて、粒の細かい土と粗い土に分けておく)、カップ、キリもしくは千枚通し、スプーン、霧吹き、リーフ野菜の種(この記事ではキク科のエンダイブ)

 

種をまく
  1. カップの底全体にキリや千枚通しなどで水抜き用の穴を開ける。
  2. カップの下部に粗い土を1/3、上部に細かい土を2/3入れる(カップの縁から2cm程度まで)。
  3. 底の穴から水が出るまで、霧吹きで水をやる。
  4. 種をまく。ここで紹介するエンダイブは細かい種なので、スプーンにすくって、手首をたたくようにしながら、パラパラと土の上に落とすようにする。
  5. 4と同様、パラパラと種の上に細かい土をかけ、水を与える。キク科の種は発芽に光を必要とするため、土で完全に種が隠れなくてもOK。
  6. 日当たりの良い窓辺などに置き、発芽まで乾燥しないように注意して土の表面が乾いたら霧吹きで水を与える。

 

肥料を与える

葉が出てからも、土に水分が行き渡るよう霧吹きでこまめに水をやる。約2~3週で本葉が増えて来たら週1回程度、液体肥料を与えると葉がよく育つ。市販のソースポットに液体肥料に表示されている希釈率を目安に水で薄めた液を入れ、葉を竹串などでやさしく抑えながら、株元に与えるようにする。

 

収穫する

種まきから1カ月程で、大きめの葉から収穫が可能。他の葉をいためないよう、キッチンハサミで採りたい葉をカットする。
葉をすべて収穫したら土は処分。新たな土を用意して、また種薪きから楽しんで。

 


根の長さ分、葉が上に伸びるので、容器は10cm程度の深さがあるもので。子どもの絵でカップを装飾したり、アイスのバーやスプーンに色を塗り、野菜の名前を書いてラベルに。

種をまいたら霧吹きで水やり 植物の成長が日々楽しめる

植物も元気になる春、親子でリーフ野菜を育ててみませんか? 『カップアグリ』なら、紙製かプラスチック製のカップと少量の土を用意すればOK。種をまいたら、霧吹きで水を与えるだけという手軽さが魅力です。
 
栽培する野菜は、ロメインレタス、エンダイブ、小松菜、ミニチンゲンサイなど、小さな若葉のベビーリーフ。種まきから約1カ月で収穫でき、サラダやお味噌汁の具など、お料理に使えて便利。次々に葉が伸びて来るので、2カ月程、収穫できます。 

コンパクトなので、日当たりや風通しの良い位置へ動かしたり、卓上に置いて緑のインテリアとしても楽しめます。牛乳パック、ヨーグルトやスナック菓子の容器などを活用すればエコになり、外側に子どもが描いた絵を貼ったりすると、さらに愛着がわくでしょう。子どもの目線で育つ様子を観察できるカップアグリ。さっそく始めてみませんか?

読者モデル/保坂恵ママ & 迅(じん)くん(4歳) 撮影/福田依子 取材・文/中野洋子 読者モデル募集中

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