お誕生日、お正月、おひな様、入園祝い……
イベントの多いこの時期はホームパーティーの機会も増えそうです。「これはパパが作ったのよ」といった一品があるとパーティーの話も盛り上がりますし、何よりママは大助かりですね。
大皿で栄えるレパートリーがあると、パーティーでも大活躍。今回はテーブルが華やぐちらし寿司です。日頃お料理をしないパパでも、年数回のイベント料理なら挑戦できるのでは?
上にちらすエビとホタテと野菜の煮物は、今回のようにちらし寿司の具材に使うだけでなく、そのまま煮物としてもいただけます。子どもにも食べやすい味付けですよ。
煮物など、作り慣れていないお料理を尻込みしてしまうパパもいますが、プラモデルを作ったり、電化製品の配線をするのと同じように、作り方の手順をおって作れば簡単に作れます。お鍋に具材と調味料を入れて煮るだけです! それでも難しそうと感じる場合は、煮物の代わりに、まぐろに加え数種の刺身を醤油漬けにしてちらす手もあります。
酢飯を冷ましたり、具材をちらしたり、子どもとコミュニケーションをとりやすい一品。パパはぜひ、挑戦してみましょう!
★ちらし寿司 材料(3~4人分)
すし酢 | ごはんに対して表示分 |
マグロ | 1さく |
しいたけ | 3枚 |
にんじん | 1/2本 |
エビ 6~8匹 | 6~8匹 |
ホタテ | 6個 |
卵 | 2個 |
塩 | 少々 |
サラダ油 | 大さじ1 |
きゅうり | 1/2本 |
のり | すしはね1枚 |
A
しょうゆ | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1 |
酒 | 大さじ1 |
B
出汁 ※こんぶとカツオ節 | 480CC |
うすくちしょうゆ | 大さじ4 |
みりん | 大さじ4 |
パパ料理研究家。ビストロパパ代表取締役。大正大学客員教授。日本パパ料理協会会長飯士。YouTubeビストロパパCHANNELで、料理教室動画配信中。料理教室、講演のほか、各メディアでも活動し、パパ料理の普及・啓蒙を行う。NHK「きょうの料理」にも出演。
★作り方
酢めし
❶炊いたごはんにすし酢をかけてさましながら混ぜる。
漬けマグロ
❷マグロに混ぜたAをかけて20~30分ほどつけておく。
海老と帆立の煮物
❸しいたけ、拍子切りにしたにんじん、皮をむいたエビ、帆立をBに入れ、中火で10分ほど煮込む。
金糸玉子
❹ 卵を割り溶き軽く塩をいれる。
❺フライパンに油をひいて弱めの中火にかけ、④を1/2~1/3等分流し入れて一面に薄く伸ばし、余分な卵はボウルに戻し、焼けたらまな板に取り出して半分に折って薄切りにする。これを2~3枚作る。
盛りつけの工程
❻冷めた酢めしをお皿に盛りつけ、上から、5mm幅に切った漬けまぐろ、薄切りにしたきゅうりとしいたけ、にんじん、エビ、帆立をのせ、マグロを漬けたたれを少しかける。金糸玉子とハサミで切った海苔をまぶして出来上がり。
・酢飯を冷ます
・錦糸玉子とのりをちらす
・ ワサビをつける
撮影/平瀬拓 取材・文/山田治奈