ミルク用の水や飲み水をどう選ぶ?
●miku 読者アンケート結果
miku 読者に聞きました 日常の飲用水に何を使っていますか?
※miku2013年3月発行号のアンケートより、集計数1646人分
●水道水の残留塩素(カルキ)を取り除く方法
独特のカルキ臭は、水道水が美味しくないと感じる要因です。気になる場合は、次のような方法で除去することが可能。子どもに飲ませる上でもより安心です。
●失われた水分はこまめに水を飲んで補給を!
1日に体から排出する水分は、大人は約2.5l、子どもは1.2lと推定し、常に適切な水分量を保つことが、健康にもつながります。食事からの摂取で足りない水分は、こまめに水を飲むことで補いましょう。珈琲やお茶は利尿作用があり、ジュースは糖分の取り過ぎになりがち。体に必要な水分を補給するには、水を飲むのが一番です。
赤ちゃんの場合
基本は母乳かミルクで水分がとれていますが、お風呂上がりと外出から帰宅した時は、汗で失われた分を補給します。白湯を100~150ml用意して、本人が飲みたい分を与えてあげましょう。白湯(沸騰させたお湯をぬるく冷ましたもの)ではなく、母乳でもOKです。離乳食が始まる頃には、白湯でなく、冷たくない水でも大丈夫です。
幼児の場合
食事以外で不足する水分を補う意味で、喉がかわいた時に、お茶やジュースではなく水を飲ませましょう。大量に汗をかいて脱水状態の時や、熱があるときなどは、素早く吸収されるイオン飲料がおすすめ。ただし糖分が多いので、普段は水を基本にしましょう。
●赤ちゃんのミルク作りは水道水が基本!
粉ミルクは、水道水で調乳した時が、母乳に近い状態になります。ミネラルの過剰摂取は、体調不良の原因に。基本は、水道水を一度煮沸させ殺菌したもので調乳しましょう。代用の水でミルクを作る場合は、必ずミネラルの含有量をチェックしましょう。
【粉ミルクのメーカーがすすめる、水道水に代わる水の目安】
硬度60以下、pH6~8。ナトリウム42mg/l以下、カルシウム285mg/l以下、マグネシウム30mg/l以下、カリウム367mg/l以下。
取材・文/中野洋子