アングルや撮り方など、ちょっとの工夫で!
「かわいいわが子の姿を写真におさめたい」と、たくさんシャッターを切るものの、何だか思うように撮れない……。そんな経験、ありませんか?カメラマンの保坂さほさんに、子ども写真のかわいい撮り方の4つのコツをレクチャーしていただきました。
保坂さほさん
フリーカメラマン。約10年のアパレル経験を生かし、独自の表現方法により育児雑誌などで活躍。杉並区の個人スタジオで、マタニティ、ベビー、キッズなど個人撮影も行う。
http://sahosaka.com
アングルを変えて撮る
ねんねの赤ちゃん時代などは、動きがないため表情も構図もワンパターンになりがち。そこで、①子どもと同じ目線の高さで撮る、②下から見上げるように撮る、③上から見おろすように撮る…など、アングルを変えてみましょう。レンズ越しに、ふだん見えない子どもの世界が見えてきます。
●上から撮る 集中して遊んでいる時などがシャッターチャンス。「何してるの?」など、上から話かけ、子どもが見上げた瞬間をパチリ! |
●下から撮る ママは床にはいつくばるようにしてカメラを構えて。寝転がっていたり、うつぶせの時に撮ると、臨場感のある写真になります。 |
被写体を左か右に寄せて撮る
普通に撮ると、子どもを構図の真ん中にしてしまいがち。被写体である子どもの位置を左か右にずらして撮ると、かわいくおしゃれな写真になります。屋外でも屋内でも、すっきりした場所を背景に選んで撮りましょう。空いたスペースに文字を入れれば、写真入りポストカードとしても使えます。
①子どもにカメラを合わせたら、シャッターを軽く押してピントを合わせる
②ピピッと音がしたら、カメラを左or右に移動させる。
③そのままシャッターを切る。
アップで撮る
いちばんかわいいこの時期は、思い切りアップの写真を撮りましょう。特に、大好きな食べ物を夢中で食べている時がねらい目。「おいしいお顔して〜」などと声をかけながら撮ってみて。食べているシーンのほか、泣いている時や笑顔がいっぱいの時も、アップがおすすめ。
兄弟写真は寝姿を逆さまから
兄弟で並んだ寝姿は、真上から撮るとどうしても平面的に。逆さまから撮るとちょっと上目遣いになって、いつもと違う表情が撮れます。カメラのほうを向いてくれない時は、パパにも協力してもらって、ママの隣でお気に入りのオモチャを上から見せて視線をもらうなど工夫しましょう。
取材・文/長島ともこ